倉敷子育てハンドブック
ひとりじゃないよ
~不安を抱えているあなたへ~
2013
協働事業として動き出した「障がい児子育てハンドブック作成事業」
ペアレント・サポートすてっぷ & ゆめぱる
「ひとりじゃないよ」制作プロジェクト
【ペアレント・サポートすてっぷ】
16歳以上の障がい児の保護者による、同じ立場の保護者支援を目的とした団体。
【ゆめぱる(倉敷市総合療育相談センター)】
0歳~18歳の障がいのある、あるいは発達の気になる子どもの保護者および家族の相談支援をする市の機関。
「ペアレント・サポートすてっぷ」と「ゆめぱる」、2者の協働としてプロジェクトは動き始めました。
岡山県倉敷市で…
障がい児子育てハンドブック【ひとりじゃないよ】は、「障がい児を育ててきた母親たち」が集まり、「同じ立場の保護者の皆さんの役に立つような冊子を作ろう」とはじまりました。
毎年のように日本の各地で聞く、孤独死、虐待死。保護者を一人にしてちゃいけない。私たち自身は子育ての山を越えたけど、これから歩んでくる保護者のたどる道筋を少しでも平らかにできないだろうか。人と人とが繋がりを持ちにくくなっている現代だけど、なんとか手と手を繋ぐ手伝いができないか?単に情報へのアクセスが悪いために孤立している保護者が案外多い。それならそこを埋めるものが作れないか。
~保護者の立場でしかできないことをやってみよう~
私たちと同じような障がい児の保護者の方々にご協力をいただいてアンケートを実施し、保護者の皆さんが子育ての中で見出してきた病院や、散髪、レジャー、レストラン等、障がいのある子を安心して連れて行けるお店や施設の情報を提供していただいて、その情報を冊子の中に反映させたいと思いました。
ハンドブック完成までのおはなし。
2013/12/19
岡山県倉敷市
構想は相当前からですが、実働としては。昨年11月末日に市民企画提案事業に「障がい児の子育てのためのハンドブックを作りたい」と手を挙げて、プレゼンテーション審査を経て採用されて今年度実際に動き始めて。
それから多くの皆様のお力を借りました。
支援学校や親の会の皆さんに保護者アンケートにご協力いただき、それをすてっぷのメンバーに入力してもらってアクセスでデータベース化してもらい。
ソートをかけて票数の多いものから並べて、病院や施設のランキングを出してもらい。
一方で、障がい児に関わる役所の関係部署に、順繰りにインタビューして回り、それを録音し、テープ起こしして、その内容を基に記事を書きました。テープ起こししたものだけで100ページを超えます。
スタッフで手分けをして、記事を書き、関係部署からのインタビュー記事に関しては出来上がったらその部署に戻してチェックを入れてもらいました。ここで意見が合わないことも相当あって苦労しました。
また一方では、施設ランキングで掲載予定のお店に順繰りに電話し、掲載許可を求めました。すげなく断られることも…そのたび傷ついたり。逆に温かいお声をいただいて励まされたり。
記事を作っていく途中で「総ページ数100ページの構想だったが、多分足りない」となり、120ページに増やすことにし、巻頭もカラー印刷にすることにしたので、見積もり金額も上がりました。お金が足りないけど、それでもやるしかない!ということになりました。最初の一冊に、変に妥協したくはありませんでした。
入稿期限を9月末、遅くても10月初めと自分たちで決めていたので(そのあたりで入稿しないと年内に間に合わない計算でしたので)、そこまでに作り上げるのに、相当追い込まれました。記事のほとんどができあがってからは全て打ち出しをして、机にずらっと並べて推敲していきました。ごそっと記事の並びを変えることもありましたし、直前で抜けている記事に気がついて青くなることもありました。
言葉の選び方、伝えたいことが伝わっているか、全体の流れはつながっているか、などなど…何度見ても抜けや漏れが見つかり、小さいところを直しても直してもきりがない感じでした。
最後の方では本当に連日連夜の作業でした。
朝の9時過ぎから市民活動センターに行って作業して5時過ぎまで。家に帰っても、家事が全てすんでから夜中まで仕事をしました。
小さいことが気になって、そのたびに協働部署に連絡して確認して。
これでいいのか、繰り返し繰り返し、みんなで考えました。
それでも完全に納得して入稿したわけではありませんでした。最後には「期限が来たので、もうこれまで!」という感じになりました。入稿前日、朝の9時から夜の9時まで作業して、それでも全て終わらなくて、朝起きてからもまた作業をして、ギリギリに仕上げて印刷会社へ。本当にボロボロになるまで働きました。
入稿してほっとしたのは本当につかの間で、今度はハンドブック宣伝のためのリーフレットを作成する作業…協力者の方がほとんど作ってくださいました。
ポスターの作成…これも協力者の皆さんが作ってくださいました…。
それを置いてもらうための交渉、段取り。
リーフレットやポスターの発注。
途中途中で上がってくるゲラ(校正のための原稿)の詳細なチェック。これを3回繰り返し。最後のゲラの確認が終わって印刷会社へGOを出してから1週間。ついに完成したわけです。
作り始めてから入稿までは4か月、完成までは6か月半でした。
私たち、色々やってきましたが、さすがに本を作ったのは初めてでした。
素人が作れるのか…という不安の中でのスタートでした。
そんな素人集団が、それでも冊子を作り上げることができた。それも120ページもの。
完全に自己満足だとは思いますけど、本当に嬉しいのです。
と同時に大きな責任も感じています。
これからはこの本は、皆様の手に渡っていきます。
どのような形で手に渡るのか、本当に役に立つのか、満足していただけるのか…。
不安もいっぱいです。
一度世に出たものは独り歩きしていきます。
動き出したものはもう、止められません。
ドキドキしながら、でも頑張って売って行こうと思いますし、と同時に、次号についての構想も徐々にしていきたいと思っています。
協力して下さった皆様、本当にありがとうございました。
そしてまだまだこれからですので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
2015年7月20日(月)より、「ひとりじゃないよvol.2」が発行されました。第1号の続刊として、中学校と中卒後の進路をメインテーマに、サブテーマとして「私たちの考える障がい受容」「本人への障がい告知」という重いテーマに保護者の立場から取り組みました。また、第1号で好評だったランキングページも新たに560名の保護者からの回答を基に更新しています。第2号は予約注文も受け付けますので、ご希望の方は下記団体までご連絡ください。
ハンドブック直接販売してくださるところを探しています。
2013/12/20
岡山県倉敷市
私たちのハンドブックの入手方法、今の所、どこかでハンドブックのリーフレットを手に入れていただき、それについている振替用紙で、郵便局で入金していただき、入金確認できたら本を送る…。またはメールや電話等で振替口座番号をお知らせして、送金していただく。そんな段取りになっています。
ですが、かなり回りくどい方法であり、購入希望の方に相当なお手間とご迷惑をおかけしていることと思います。面倒すぎてこの段階で入手を断念してしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
役所の窓口では、こうしたものの販売はできないことになっています。
そこで、どこか、このハンドブックを店頭に置いて、お金のやり取りをして、直接販売してくださるところは無いか…探しています。「ここへ行ったら直に買えますよ」と案内できる場所があれば!と思うのです。切実な問題です。購入者の方も、手に取って、買うか買わないか検討できたほうがいいのではないでしょうか。
障がい児の保護者のためのハンドブックを置くことは結果的に障がいのある子どものためになることなのです。
そうした趣旨をご理解いただき、ご協力をお願いしたいと思います。
※2015年5月現在、イオン倉敷セントラルコート2階総合インフォメーション隣「福祉の店 あゆみ」および くらしき健康福祉プラザ1階管理事務所 愛文社書店(倉敷市阿知) 宮脇書店(総社店・真備店)にて直接販売しております。
ハンドブックの詳細や購入方法についてのお問合せ先は…
「ペアレント・サポートすてっぷ」
Email: parents0322@gmail.com
「総合療育相談センター ゆめぱる」
Telephone: 086-434-9882
岡山県倉敷市
ハンドブック概要
倉敷子育てハンドブック「ひとりじゃないよ ~不安を抱えているあなたへ~」の概要
岡山県倉敷市
【第1章】 乳幼児期から中学校入学までに関わる行政の各関係部署へのインタビューを基に書き起こした対話形式の記事(記事数15)
【第2章】 福祉サービスの種類と利用方法、具体的な利用事例(記事数5)
【第3章】 保護者アンケートを基にした医療機関(診療科目別)、理髪店や写真スタジオ、プール、宿泊施設、レストランなどの人気ランキング(記事数16)
他、倉敷の支援のしくみが一目でわかるフローチャート、保護者の子育て体験記、専門家コラム、編集チョウのコラム、保護者の苦痛体験談等。
総ページ数120ページ、巻頭カラー。
メールでお問い合わせ
購入お申込みの受付をしています
岡山県倉敷市
QRコードを読み込んでメール送信してください。フォームからのご連絡やメッセージもご利用ください。
【お問い合わせ】
お問い合わせ事項を書き込んでメール送信してください。
【冊子のご購入】
①購入希望冊数、送り先(郵便番号、住所、氏名、電話番号)をご記入の上、メールを送ってください。このページに設置のフォームもご利用いただけます。
②折り返し、こちらから入金方法についてご案内しますので郵便局の指定の口座にお振込みください。
③入金の確認が取れ次第、発送いたします。
冊子のご購入・ご感想
フォームからのお申込みを受け付けています。
2015
続刊「ひとりじゃないよvol.2」発行
Vol.2 発売中!
2015年7月20日(月)より、「ひとりじゃないよvol.2」が発行されました。第1号の続刊として、中学校と中学校卒業後の進路をメインテーマに、サブテーマとして「私たちの考える障がい受容」「本人への障がい告知」という重いテーマに保護者の立場から取り組みました。また、第1号で好評だったランキングページも新たに560名の保護者からの回答を基に更新しています。ご遠方の方には郵送注文も承っておりますので、ご希望の方はペアレント・サポートすてっぷまでご連絡ください。
2016
改訂版としてvol.1をリニューアルしました。
Vol.1 改訂版(増補版)を販売開始!
特集ページとして、「きょうだい(障害のある子の兄弟姉妹)が本音を語る座談会」を第3章に収録しました。すでにvol.1をお持ちの方にも初版発行時より新しい情報をお届けできるように細部までこだわりました。
子育てに奮闘しているあなたに贈るメッセージ満載!
障害のある子を育てた保護者たちが、「不安を抱えてひとりぼっち」になりがちなお母さんに贈るメッセージをたくさん盛り込んでいます。また、障害のある子どもたちの支援をしている立場の方にも是非読んでいただきたい内容です。
ペアレント・サポートすてっぷ
ペアレント・サポート
すてっぷ
「ひとりじゃないよ」制作プロジェクト
「ペアレント・サポートすてっぷ」は、倉敷市の障がい児の保護者による保護者支援の会です。スタッフは「倉敷市障害児学級親の会」で過去に役員経験のある者たちの有志で構成されています。結成は平成24年4月1日。まだ活動2年目ですが、2013年末には障がい児の子育てに必要な様々な情報を集約した冊子「倉敷子育てハンドブック ひとりじゃないよ」刊行しました。ほかに、「うさぎ茶屋」「出前茶話会」等、様々な保護者支援活動を展開しています。
parents0322@gmail.com
WHO'S TALKING ABOUT US
「ひとりじゃないよ」冊子写真、出版記念講演のポスター等
YOU + SOCIAL MEDIA
= SOCIAL IMPACT
You're awesome. Let's talk.
parents0322@gmail.com
ペアレント・サポート
すてっぷ
Copyright 2013 Parent Support Step All Rights Reserved.